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2014年09月03日開催

DiTTシンポジウム「小学生に反転授業は可能か?」

シンポジウム風景写真

日時:2014年9月3日(水)13:30~15:00 

会場:東京大学山上会館(2F大会議室)

プログラム(予定)

・基調講演「スマイル学習(武雄式反転授業)で教育がかわる」

 代田昭久 武雄市立武内小学校校長 兼 武雄市教育監

・基調講演「反転授業から見えてきたこと」

 佐藤靖泰 宮城県富谷町立東向陽台小学校教諭

・パネルディスカッション

 佐藤靖泰 宮城県富谷町立東向陽台小学校教諭

 代田昭久 武雄市立武内小学校校長 兼 武雄市教育監

 中村伊知哉 DiTT事務局長、慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授

 石戸奈々子 DiTT理事、NPO法人CANVAS理事長




反転授業に取り組む学校が増えている中、高等教育では効果が期待できるといわれて いるが、 果たして初等教育でも効果があるのか?
2014年度より市内の小学校で反転授業を開始した武雄市教育監で武内小校長の代田昭久氏と、2012年から反転授業に取り組んでいる宮城県富谷町立東向陽台小学校の佐藤靖泰氏に講演いただいた。
「スマイル学習」と呼ぶ独自の反転授業に取り組んでいる武雄市は、2014年5月から7月で延べ600回ほどの反転授業が行われ、毎回授業後に実施しているアンケートでは9割の児童がわかりやすいと回答した。「ちゃんと予習をすれば授業が楽しくなる。小学生でも反転授業は可能です」と語った。
6年生で反転授業を実践した宮城県の佐藤先生は「授業時間が足りない」「授業と家庭学習が連動していない」という課題を解決するために、反転授業を導入。反転授業では「理解する」「自力解決」「ペア解決」「グループ解決」など、従来の授業ではなかった活動内容が見られるようになり、さらに授業中に、「課題解決し、結果を類型化して検討する」というこれまで捻出できな かった時間も確保できたと話す。
こうした結果から「小学校6年生での反転授業は可能だった。さらに現在担任をしている5年生でも可能ではないかと考えている」と報告した。

DiTT中村伊知哉事務局長と石戸奈々子理事が加わったパネルディスカッションでは、参加された会場の現役の先生からの質問を受ける場面もあった。

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