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2016年11月26日開催

DiTTシンポジウム「教育情報化推進団体の在り方について」


■日時:2016年11月26日(土曜)10:00~10:40 

■会場:慶應義塾大学三田キャンパス 北館3F 大会議室
      https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html

パネルディスカッション:
遠藤利明  衆議院議員
菊池尚人  慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任准教授
中村伊知哉 DiTT 専務理事、慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授
石戸奈々子 DiTT 事務局長、NPO 法人CANVAS 理事長
*敬称略



 KMD フォーラム午前の部(於:北館大会議室)、教育ICT 利活用促進議員連盟会長の遠藤利明氏をお招きしたラウンドテーブル「教育情報化推進団体の在り方について」を開催しました。
 遠藤議員からは、いまDiTT がアドバイザーとして参画しながら策定を進めている「学校教育における情報化の推進における法律案」を来年の通常国会には成立させ、教育情報化推進のきっかけとしたいという力強いお言葉を頂戴しました。
 小宮山宏DiTT会長からもビデオメッセージが寄せられ「政府の方を始め、自治体、更には学校の現場の方々、そして民間企業の方々とうまく連携をしていただいたと思っておりまして、DiTT はいわばそのハブとなってきたと考えております。今回、ますます活動を強化していく覚悟でおります。」
 「(教育情報化を)世界のトップレベルにもっていくということが、日本にとって極めて重要であります。我々は、その先導を果たしたいと考えておりますので、是非、今後ともご協力をお願いしたいと思います。」という決意表明をいただきました。
 小宮山先生からのメッセージビデオはこちらからご覧頂けます。

 後半は、中村伊知哉DiTT 専務理事より、2010 年に設立したDiTTのこれまでの成果について発表、当初2年間は、ビジョンや提言など相次いで発出するなどの運動を進めた結果、2010 年政府方針への反映、そして知財計画2012 での方針明確化など教育情報化を推進する姿勢を明確にし、政府方針として打ち出されました。
 その後、啓発活動の強化、自治体や学校との連携を深めるとともに、提言を続けることにより、民間、地域、学校現場での取組が本格化したことに加え、デジタル教科書の制度化や推進法案の策定など制度面での実態を伴う進展を見せることとなりました。これらの成果について、遠藤先生からもDiTT のこの業界における役割は非常に大きいと評価頂き、DiTT の圧力はすごいとお褒めの言葉(?)をいただきました。
 法人化をめざすDiTT の今後の展望について、中村専務理事より、これまでの普及啓発、調査研究、政策提言の3本柱に加えて動き出す新規プロジェクト、①プログラミング教育の推進、②教育情報化評価機構の設立、③教材著作権処理スキームの構築、④ネット利用リテラシー教育の強化について触れ、活動の領域を広げつつ、教育情報化推進団体として先導していく、有言実行でやってきたDiTT はこれからもその意思を貫き、教育情報化をしっかり前進させていきますと石戸奈々子事務局長の言葉で締めくくりました。

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