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勉強会デジタル教科書教材協議会(DiTT)では、有識者による勉強会を毎月開催しています。開催内容を一部ご紹介します。

2011年02月22日開催 

第7回 DiTT勉強会のご報告-堀田龍也氏・馬場覚志氏-

2011年2月22日、山王健保会館2階会議室にて、第7回デジタル教科書教材協議会勉強会を開催いたしました。第7回目は、堀田 龍也様(玉川大学教職大学院教授)と馬場 覚志様(NTTコミュニケーションズ㈱u-Japan推進部長)にご登壇頂きました。
100名を超える幹事・会員企業の方にお越し頂き、堀田龍也様には「教員の現実にフィットしたデジタル教科書への期待」、馬場覚志様には「フューチャースクール実証実験の取組み状況」についてお話頂きました。
以下は、発言要旨となります。

 


-堀田龍也氏 ご講演要旨-


デジタル教科書を学校に導入するに当たって、教員の現実にフィットしたデジタル教科書への期待とはなにか。学校現場でヒットしているICT活用方法として実物投影機の存在がある。実物投影機で映されるものは教科書であり,部分拡大が多いことからデジタル教科書に大きく期待される。
今後を見据えた課題としては、学習指導要領が変わるサイクルを考えると、ここ3, 4年で出てくる成果をいかに政府にアピールしていくかということである。そうすることで、次回の学習指導要領改定にデジタル教科書を押し出していくことができるだろう。



-馬場覚志氏 ご講演要旨-


フューチャースクール実証実験の取組状況について。実証フィールド先は東日本ブロックの5校であり、教室の数やネットワーク環境の異なる学校にNTTコムのノウハウを活用して、実証環境を作り上げている。
利用しているICT機器として、インタラクティブ・ホワイトボード、タブレットPC、無線LANなどである。また、協働教育用に開発したアプリケーションや電子教材をあわせて利用することで、クラウド型の協働教育プラットフォームを構築している。
現在、ICT環境の構築や運用について課題を洗い出し、整理を進めている。また、実証実験を通して、フィールドから様々な意見や要望を受けており、今後、アンケートを集計、分析し、総務省に報告書として提出する予定であるので、年度明けに出されるであろう総務省からの報告書を確認していただきたい。

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