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勉強会デジタル教科書教材協議会(DiTT)では、有識者による勉強会を毎月開催しています。開催内容を一部ご紹介します。

2012年04月17日開催 

第21回 DiTT勉強会のご報告-桃井隆良氏-

2012年4月17日慶應義塾大学三田キャンパス 北館ホールにて、第21回デジタル教科書教材協議会勉強会を開催いたしました。今回は桃井隆良氏(ルネサンス・アカデミー株式会社 代表取締役社長)にご登壇頂きました。桃井隆良氏には、「スマートフォンが教育の未来を拓く」というテーマでお話を頂きました。
以下は、発言要旨となります。


-桃井隆良氏 ご講演要旨-


私どもは通信制の学校を経営してる。昨今スマートフォンの所有率が急速な勢いで伸びている。そこで電子教科書はスマートフォンからはじまると思っている。また、クラウドということを意識していて、スマートフォンだけでやればいいと全く思ってはいない。スマートフォン・タブレット・PC・スマートテレビ等を使い、その時の状況に応じて自分が見たいもの学びたいもの等が、端末を使用することでその場で見れるのはよいことだと考えている。ただ、なぜスマートフォンが良いと思っているかというとPC同様の機能があり、普段から携帯でき、隙間学習が出来るという利点がある。また、スマートフォンによる、デジタル学習の利点として、択一式問題に関わらず、記述式や音声・動画を使用することも可能だ。
そこで、私共の学校は通信制の高校なので、勉強に関しては自学自習(自走学習)であることからスマートフォンを使って勉強し、最終的な成果はスマートフォンからレポートを提出し単位を修得する方法を行っている。この方法の利点は、従来型の通信教育より、答案返却までの時間が短縮でき、フィードバックも早い。
また、当校では、英語教育に力を入れている。昨年度は英語の基礎学習のコンテンツを独自に作り半年間かけてスマートフォンと携帯電話で学習効果を比べてみたところスマートフォンの方が、成績が良かったという結果がでた。
今後はスマートフォンを使うことにより、PCに近づいた学習操作やSNSを利用して自学自習を楽しく、継続できる仕組みが大切だと思う。そこで通信でも、本格的な教育ができる時代がきたのではないのかと思う。 

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