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指導先生 学校の授業にてICTを活用し、21世紀型スキルを育むような 先駆的授業をされている先生方の事例をご紹介します。

リーフレットで伝えよう!太陽光発電の現状と課題~新聞をデジタル化して活用した実践事例~

都道府県 新潟県
学校名 新潟大学教育学部付属新潟小学校
先生氏名 片山敏郎
教科 国語
学年 小学6年

授業の目的

 学力差と興味関心に対応できるように、18 種類の新聞記事を Dropbox で共有し
ておき、児童が、それらの記事や、インターネットで調べたことを基に、リーフレ
ットを作る。そして、リーフレットを通して、4、5 年生に太陽光発電の良さや課題
を伝えていく。

実施時期

平成24年10月

活用したICT技術

タブレットPC 、 タブレットPC用アプリ

授業活動の概要

1. 国語「リーフレットで伝えよう!太陽光発電の現状と課題」 
2. 対象学年 第6学年 
3. 参加人数 39名 
4. ICTの使用局面
(1)課題提示場面
(2)資料検索場面
(3)発表・交流活動場面

期待できる効果/ICT活用のねらい

(1)課題提示場面
・18種類もの大量の新聞をタブレット端末に入れておく。そのことで、それをさっ
と流し見て、自分の学力や興味関心にあった新聞記事を見付けることができた。 
(2)資料検索場面
・新聞記事では、足りなかった情報をデジタル端末での検索で見付けた資料で補う
ことができた。資料をブラウザの「お気に入り」に入れ、それを見ながらグラフを
書き写すなど、手元にタブレット端末がある良さを大変感じることができた。子ど
も自信が「資料を選ぶ力」を付けるうえでも、非常に有効に働いたと考える。 
(3)発表・交流活動場面
・作成したリーフレットをより良くするために、iPadを活用して「リーフレット中
間検討会」を行い、作成途中のリーフレットに対しアドバイスし合った。そこで2つ
の活用を行った。 
1. 交流に先立ちそれぞれが行う2分間の発表の際に、個々に自分のiPadアプリ「プ
レゼンタイマー」で2分間を計り、時間意識をもって発表することができた。 2. 聞き手の 2 人は、それぞれの端末から、Dropbox 経由で共有してある友達のリ
ーフレットを見ながら聞くことで、見やすい角度、拡大率で聞くことができた。

評価/振り返り

・次の時間には、生徒はアドバイスやメモを基にリーフレットを完成させたが、も 
う一度、友達のリーフレットをiPadで開き、見ながら追記を行う姿が見られた。 
 時を選ばず、全員のリーフレットが見られるということは、リーフレットをデジ 
タルデータ化して、共有しているからこそできたことである。すべてを紙でコピ 
ーして配布することは理屈としては可能であるが、児童には 160 枚もの大量の紙
が配られ、それらの整理・振り返りが困難な子どもが続出する。そのような大量
の資料を整理して渡すことができることは、国語の指導者の先生からも評価をさ
れた。 

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