読み書き障害と事例
都道府県 | 京都府 | ||
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学校名 | 京都市立桃陽総合支援学校 | ||
先生氏名 | 大杉仁彦 | ||
教科 | 国語 | ||
学年 | 中学2年 |
活用したICT技術
授業活動の概要
教科名:国語
単元名:感じたことを文章にしよう 鑑賞文を書く
目的:観点を決めて作品を鑑賞し,その魅力を伝える文章を書く。
書いた文章を互いに読み,作品についての意見を述べる。
対象学年:中学部2年生
参加人数:5名
実施時期:平成25年1月28日~2月1日
ICTの使用の局面:文章を書くことが苦手な生徒や意見が書けない生徒が,協働学習システム(コラボノート)を活用し,他者の書き方や意見を参考にする。
手で書くと,文字や言葉がうまく書けない生徒や時間がかかる生徒が鑑賞文を書く。期待できる効果/ICT活用のねらい
・意見を書くことが苦手であったり,書けなかったりする生徒が,他者の書き方や意見を参考にして書けるようになる。
・手で書くと,文字や言葉がうまく書けない生徒や書くことに時間がかかる生徒が,パソコンを使用して文章が書けるようになる。
評価/振り返り
〈良かった点〉
・自分の意見などを言ったり書いたりすることが苦手で,普段授業に参加しにくい生徒が,他者の書き方や意見を参考にすることで,自分の意見を書くことができた。
・手で書くと,文字や言葉がうまく書けなくても,パソコンを使用すると機械が変換してくれるということや,文の修正や追加といった編集作業が容易にできるので,文章を書くことができた。
・自分の書く文字にコンプレックスを持つ生徒も,活字で表示されることでのびのびと書き,発表することができた。
・電子黒板を使用すると,説明の時や発表の時に視覚的支援になる。
・電子黒板と協働学習システムを活用することで,他者の意見を皆で共有して見ることができた。
・鑑賞文を電子黒板に映すことで,全員が顔を上げて発表を聞くことができていた。
〈工夫・改善が必要な点〉
・文字が小さいと発表時に見えにくい。
・パソコン入力が苦手な生徒は,文字入力に少し時間がかかる。その他の関連情報
文部科学省「学びのイノベーション事業」,総務省「フューチャースクール推進事業」
http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/toyo-y/future_school/index.html