2015年12月01日開催
DiTTシンポジウム「デジタル教科書の位置づけはどうなる?~著作権について」
■日時:2015年12月1日(火)13:30~15:00
■会場:紀尾井フォーラム
東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート1F
http://kioi-forum.com/access/
パネルディスカッション:
小林圭一郎 株式会社ベネッセコーポレーション コンプライアンス部 著作権担当部長
佐和伸明 柏市立柏第二小学校 教頭
馬場泰郎 光村図書出版株式会社 取締役 企画開発本部長
山田卓 ユアサハラ法律特許事務所 弁護士
中村伊知哉 DiTT専務理事、慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授
石戸奈々子 DiTT事務局長、NPO法人CANVAS理事長
*敬称略
今回は、株式会社ベネッセコーポレーション コンプライアンス部 著作権担当部長 小林圭一郎氏、柏市立柏第二小学校 教頭 佐和伸明氏、光村図書出版株式会社 取締役 企画開発本部長 馬場泰郎氏、ユアサハラ法律特許事務所 弁護士 山田卓氏にご登壇いただいた。
はじめに登壇していただいた小林氏からは、「規定や法律の改変を促すとともに、 管理団体や著作権者とも相談の上、実施をしていければ」とお話をいただいた。次にご登壇いただいたのは、佐和氏。柏市の事例を出し「学校では、著作権を気にせずにどれだけ活用できるかが普及に関わる」とお話をいただいた。最後にご登壇いただいた馬場様からは、デジタル教科書の著作権使用の際の特徴をお話いただいた。
3名のプレゼンテーションを受け、弁護士である山田氏が「許諾を得られないから使うのを諦める。とならないように、特例を広げていく必要がある」とお話した。その後のパネルディスカッションでは小林氏は「団体間同士の話ができるのは大きいが、相手がどこなのかと考えるとなかなか解決しにくいのが問題」とし、佐和氏は「最近は著作権者を思って、その上で許可をどうもらうのかを考えるよう教えている。学校抜きで考えず、ぜひ考えてほしい。」と語り、馬場氏は著作者から許諾を得るには「地道に話し合いを続けていくことが大切。」と語った。
最後にDiTT中村専務理事から「著作権は利害の生じるものなので調整は容易ではないが、これがネックでデジタル化が進まないことを懸念している。今回分かりにくい点が明確になり、論点を共有することができた。学校の関係者とも話し合いながら進めていけたら。」と締めくくった。
はじめに登壇していただいた小林氏からは、「規定や法律の改変を促すとともに、 管理団体や著作権者とも相談の上、実施をしていければ」とお話をいただいた。次にご登壇いただいたのは、佐和氏。柏市の事例を出し「学校では、著作権を気にせずにどれだけ活用できるかが普及に関わる」とお話をいただいた。最後にご登壇いただいた馬場様からは、デジタル教科書の著作権使用の際の特徴をお話いただいた。
3名のプレゼンテーションを受け、弁護士である山田氏が「許諾を得られないから使うのを諦める。とならないように、特例を広げていく必要がある」とお話した。その後のパネルディスカッションでは小林氏は「団体間同士の話ができるのは大きいが、相手がどこなのかと考えるとなかなか解決しにくいのが問題」とし、佐和氏は「最近は著作権者を思って、その上で許可をどうもらうのかを考えるよう教えている。学校抜きで考えず、ぜひ考えてほしい。」と語り、馬場氏は著作者から許諾を得るには「地道に話し合いを続けていくことが大切。」と語った。
最後にDiTT中村専務理事から「著作権は利害の生じるものなので調整は容易ではないが、これがネックでデジタル化が進まないことを懸念している。今回分かりにくい点が明確になり、論点を共有することができた。学校の関係者とも話し合いながら進めていけたら。」と締めくくった。