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2015年09月28日開催

DiTTシンポジウム「タブレット学習サービスが隆盛~各社の取り組み~」

  

■日時:2015年9月28日(月)13:30~15:00 

■会場:慶應義塾大学三田キャンパス東館6F G-SEC
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html

パネルディスカッション:
寺尾房代  (株)ジャストシステム ILS事業部マーケティング部マネージャ
関俊行   (株) 小学館 児童・学習編集局 教育企画室 編集長
草郷雅幸  (株) Z会 ICT事業部 事業部長
上田朗子  (株) ベネッセコーポレーション 小中高教育サービス本部 副本部長
中野慧   (株) リクルートマーケティングパートナーズ 勉強サプリG マネージャー
中村伊知哉  DiTT事務局長、慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授
石戸奈々子  DiTT理事、NPO法人CANVAS理事長
*敬称略



今回はICT教材を開発されている民間企業の中から、(株)ジャストシステム ILS事業部マーケティング部マネージャーの寺尾房代氏、(株)小学館 児童・学習編集局 教育企画室 編集長 関俊行氏、(株)Z会 ICT事業部 事業部長 草郷雅幸氏、(株)ベネッセコーポレーション 小中高教育サービス本部 副本部長 上田朗子氏、(株)リクルートマーケティングパートナーズ 勉強サプリG マネージャー 中野慧氏 の計5名の方々をお招きしてご講演いただいた。まず、各社5分ずつの事業紹介をしていただき、その後司会の石戸奈々子や中村伊知哉を交えたパネルディスカッションを行った。
パネルディスカッションでは大きく2つ「継続性をビッグデータから読み解くこと」「コミュニケーションの大切さ」についての話題が大きく取り上げられた。
まず前者については、子供達のやる気が第一であるということが話題に上がった。「一人一人の学習行動が見えるようになる以前は答案を提出しないのは学習進んでいないからであると仮定されていたが、実際はその子それぞれのペースがあっただけで学習はきちんとしていたことがわかった」という意見が出る一方、「その結果をどのように示すかは提供先によって使い方が違う」という意見も出た。
後者に関しては、「未来型の学びのサービスによるコミュニケーションの取り方や、「保護者と子」「子と子(友達)」「子と先生」といった家庭・教室それぞれの場所で誰と誰のコミュニケーション能力を大事にするべきなのか考えるべき」という意見が出る一方、「コミュニケーション能力をつけるぞ!ではなく、結果的にコミュニケーション能力がついたという状態が良い」という意見や、第三者の関係を必要とする意見、「勉強を続けてもらうために必要な要素は他人との競争(コミュニケーション系)であり、勉強の継続性や楽しさはそれにかかってくる」という意見も出された。他にも、「子供がやっていることがわからなくてネガティブなことばをかけてしまうという状況があるため、子供がきちんと頑張ったポイントを記録出来るようにするべき」という意見なども出された。

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