2015年07月09日開催
DiTTシンポジウム「21世紀にふさわしい学びとは?」
■日時:2015年7月9日(月)13:30~15:00
■会場:慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
・基調講演「これからのICT教育の課題」
立命館大学教育開発推進機構教授 陰山英男氏
・基調講演「教育はデジタル技術によってどう変わるか」
独立行政法人日本学術振興会理事長、中央教育審議会前会長
安西祐一郎氏
今回は「21世紀にふさわしい学びとは?」と題し、立命館大学教育開発推進機構教授の陰山英男氏と日本学実振興会 理事長の安西祐一郎氏のお二人にご講演いただいた。
初めに、陰山英男氏が「これからのICT教育の課題」と題し、講演。「いいか悪いかではなく、全面展開の段階になっているため、実験から実行へ移す時期になってきている」と口火を切られた。「端末は家庭の責任で買うべきで、学校などがパソコン等の端末を一斉に入れるべきなのか。ICT 教育は現段階での標準的教育過程が必要であり、そのために、なぜ一人一台が必要なのか、の説得力をつけるためにも、小さくても確実な成功例事例を集め、固めていかねばならない」とお話を締めくくった。
次に、日本学術振興会の安西祐一郎氏が「教育はデジタル技術によってどう変わるか」と題し、講演。その中でも特に、安西氏は「イノベーション」が大切であると考えていらっしゃるという。そこで「誰であろうと新しいものを生みだし、作り教育に組み込んでいくIOTの思想など、取り入れていくべき」とお話した。また、教育へのデジタル技術に関し「一人一人の将来への最良の教育をすること」を目標に掲げるべきとし、最後に「学びの原動力」は「主体性」と提言した。