▲

シンポジウム国内・海外のデジタル教科書・教材関連のニュース・ 記事をご紹介いたします。

2014年12月10日開催

DiTTシンポジウム「未来の学び~授業が変わる・学びが変わる!」

  

■日時:2014年12月10日(水)10:30~12:00 (10:00~受付開始)

■会場:慶應義塾大学三田キャンパス東館6F G-SEC
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html

プログラムは以下のとおりです。

・「学校の教育力低下をどう食い止めるか〜「最高の授業net」のプラットフォーム始動!」
 藤原和博氏 教育改革実践家 
・「未来は今ここから始まる-学校×新しいICT×感性-」
 金子暁氏 広尾学園 教務開発部統括部長 



教育改革実践家として活動されている藤原一博氏には、教育現場における教育力の低下を、歴史的な観点を交えご講演いただいた。20世紀から21世紀への大きな時代の流れと共に、「みんな一緒」から「それぞれ一人一人」といった価値観の変化が生じている。21世紀においては、自分自身の幸福論を持ち、それを紡ぐことができる情報編集力が必要となり、ICTを活用とした教育は、その能力の獲得に大きく寄与することができる。インプットの場としてあった学校を、アウトプットの場へと変化させ、子どもたちがストリートや家庭で、自分たちのペースで主体的に学習をすることができる未来の学びの実現を、「私はかならずやってみせる」と情熱的な語気で語った。

広尾学園中学校高等学校の金子暁氏には、広尾学園における学校改革、教育改革としてのICTの導入についてご講演いただいた。96年の歴史を持つ広尾学園は、1990年をピークに少子化の影響で生徒数が激減し、10年後には生徒数は3分の1となった。
「どん底」状態を脱すべく2007年に実施された学校改革の結果、偏差値は上昇、生徒数は3年で1600人へと増加した。2010年には、ICT機器一人一台制の実施を開始した。ICTを活用した教育において重要なのは、授業内だけではなく生徒の生活における情報共有や、学校外での学習活動での活用を促すような、より広い枠組みで捉える視点である。ICTが、子どもたちにとって『Can’t to Can』となるための利用促進が必要だと締めくくった。

シンポジウムの一覧へ戻る



ページトップへ戻る

COPYRIGHT 2011. Digital Textbook and Teaching all rights reserved.