プロジェクト型アプローチ「未来の自動車づくり」
都道府県 | 北海道 | ||
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学校名 | 札幌市立稲穂小学校 | ||
先生氏名 | 山田秀哉 | ||
教科 | 社会/生活 | ||
学年 | 小学5年 |
授業の目的
工業が自分たちの生活とどのように結びついているのかを自動車工業をモデルとして日本の工業の姿を具体的にとらえさせる。
実施時期
平成24年11月
活用したICT技術
インターネット/Webサイト 、 SNS 、 パソコン
授業活動の概要
児童4名を1チームとした架空の自動車会社を設立し、2015年に発売する「世の中の役に立つ自動車」を「人」「安全」「環境」「ICT」の4つの視点から構想し、リーフレットやプレゼンテーションで発表させた。
①自分たちの会社の方針を考えるため、現在の自動車会社の車づくりの考えや工夫について調べ、工場の立地条件や組み立ての工程について理解した。
②使い手のニーズを知るため、アンケート調査を行った。アンケートは、10項目で、性能、機能、安全性、価格等について調査した。回答者は、5学年の保護者、本校の教職員、SNSにおける教師の友人ら約100名、合計約200名。
③これまでの学習とアンケート調査の結果から「世の中の役に立つ未来の自動車」を設計する。設計は、「人」「安全」「環境」「ICT」をキーワードとして構想し、現在の車がどのように進化するかを予想しながら考えた。
④ある程度構想がまとまってきたところで、キャッチコピーを考えた。キャッチコピーを考える際に、現在の自動車メーカーのコマーシャルを数本見せた。そして、コマーシャルの構成やキャッチコピーに使われている言葉や順序を分析し、理解を深めた。
⑤発表資料の構成は、会社名、会社のコンセプト、車づくりの構想、キャッチコピー、新車の性能や機能とし、リーフレットやプレゼンテーションシートなどに反映した。
⑥新車発表会は、クラス内で行った。評価は、これまでにはない新しい提案はあるか、キャッチコピーは適切か、社員の意欲や熱意が伝わったかなどとし、声の大きさや話し方については省いた。
⑦リーフレットはSNSにおいて制限付きで公開し、先のアンケート回答者からコメントをいただき、児童にフィードバックした。また、トヨタスマートセンター20XX(https://www.youtube.com/watch?v=BMlVyY2EpLA)を視聴し、「これからの自動車づくり」について確認した。
⑧「これからの自動車づくり」について、ひとりひとりが新聞形式にまとめることを通して、学習を振り返った。
期待できる効果/ICT活用のねらい
①創造性:未来の自動車を構想するには、過去や現在の情報収集するだけでなく、現状を分析し、課題を見出し、新たなアイデアを構築することにつながる。
②コミュニケーション力:チームで活動する場や第三者と情報交換を行える場を設定する。これにより、コミュニケーションの範囲が第三者へと広がり、相手意識や目的意識が高まる。
③思考・判断力:集めた情報を選択、比較、価値付けることにより、しくみや関係性をつかむことができる。
④表現力:リーフレットやプレゼンテーションで表現することにより、伝えたい内容を吟味し、形式に合わせた表現方法を学ぶことができる。
②コミュニケーション力:チームで活動する場や第三者と情報交換を行える場を設定する。これにより、コミュニケーションの範囲が第三者へと広がり、相手意識や目的意識が高まる。
③思考・判断力:集めた情報を選択、比較、価値付けることにより、しくみや関係性をつかむことができる。
④表現力:リーフレットやプレゼンテーションで表現することにより、伝えたい内容を吟味し、形式に合わせた表現方法を学ぶことができる。
その他の関連情報
TOYOTA〜クルマこどもサイト〜
http://www.toyota.co.jp/jp/kids/
TOYOTAスマートスマートセンター20XX年 https://www.youtube.com/watch?v=BMlVyY2EpLA