情報戦隊マモルンジャー
都道府県 | 山口県 | ||
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学校名 | 山口市立白石小学校 | ||
先生氏名 | 古屋伸浩 | ||
教科 | 社会/生活 、 総合学習 、 学級活動 | ||
学年 | 小学1年 、 小学2年 、 小学3年 、 小学4年 、 小学校 |
活用したICT技術
授業活動の概要
1 教材概要
情報モラル指導に役立てるために制作したオリジナルのビデオコンテンツ
2 場面設定
時は近未来、ネット社会はますます加速化し便利になっている。子どもたちの机にも画面と通信機能が備わり、あらゆるものがネットにつながれるようになった。
一方、ネットワークを混乱させ、誤った情報を送りつけるネット海賊「ウイルス軍団」が密かに活動を始めていた。この海賊の最高幹部で、世界征服を狙っているのが「バグ帝王」。世界の平和を守るために立ち上がった5人の戦士たちは、得意な分野で大活躍をして、悪の軍団に立ち向かう。
3 対象学年
小学校低学年から中学年
4 各コンテンツのねらい
登場する5人にはそれぞれ次のような問題を担当させることにした。
・マモルレッド:Webページの偽りの情報(真っ赤なウソを見破るレッド)
・マモルブルー:テレビショッピング(通信販売で青ざめる人を救うブルー)
・マモルピンク:不審電話や個人情報(不審者情報にはピンとくるピンク)
・マモルイエロー:著作権(著作権違反にはイエローカードを出すイエロー)
・マモルシルバー:健康問題(何でも知っている物知りシルバー)期待できる効果/ICT活用のねらい
1 ICT活用のねらい
1話あたり3分程度の短い内容であるため、朝の時間や帰りの時間等を利用して、繰り返し視聴することができる。そして、どの話も最後に「どうすればいいの?」と投げかけているので、視聴後に話し合いをもつことが有効である。
2 オリジナルソングの活用
ビデオ教材には毎回1分ほどのオリジナルの歌を挿入し、それを口ずさむことで親しみを持たせると同時に、モラルの内容を盛り込んだ歌詞の内容が頭に残りやすいように意図した。評価/振り返り
2年生を対象とした実践では、ヒーロー物のイラストと主題歌に興味をもち、熱心に視聴することができた。
授業を行ったクラスでは、80%以上の家庭にパソコンがあり、児童の40%がウェブページを日常的に見ていた。また、ゲームの裏技も攻略本といわれる雑誌やインターネットで見ることがあるようで、視聴後にはそれぞれの体験を話し合うことができた。
ゲームやインターネット閲覧の経験のない児童にはやや難しかったかもしれないが、「大きくなってパソコンを使うときには気をつけます。」といった感想もあり、インターネットを日常的に使う前段階での、予防的な効果もあったと考えられる。