思考の読み合いを促すICT機器の活用
都道府県 | 東京都 | ||
---|---|---|---|
学校名 | 大田区立東調布第一小学校 | ||
先生氏名 | 鍋谷正尉 | ||
教科 | 算数/数学 | ||
学年 | 小学5年 |
実施時期
平成24年12月上旬
活用したICT技術
デジタル教材 、 電子黒板 、 大型ディスプレイ
授業活動の概要
・ 対 象 第5学年1組39名
・ ICTの使用局面
(1)児童の発表での使用
児童が自力解決にて記述したノートを、そのまま発表に使えるように、大型テレビと実物投影機を用意した。
(2)思考の読み合いの環境の整備
(1)で発表した児童の考えをそのまま発表させるのではなく、他の児童にその考えを読み取ってから発表させ、さらに他の児童にその過程を再現させることで、相互の思考の読み合いの場とした。再現の場として電子黒板とデジタルコンテンツを用意した。
(3)紙ベースでの教材とデジタルコンテンツの一致
児童の自力解決では紙ベースでの教材を用意した。また、デジタルコンテンツと同一のデザインで用意することで、すべての児童がスムーズに発表へ取り組めるようにした。期待できる効果/ICT活用のねらい
この授業では、ICT活用により「児童同士の思考の読み合いによる思考の深化」をねらった。児童たちには、発表者のノートから思考を読むことと、読み取ったことを電子黒板上で操作して表現することを通して、発表者の思考を再現することを活動の目的とした。思考の読み合いや電子黒板での表現では、元の発表者からの評価を得ることで、読みの妥当性を確認できるようにし、児童相互の思考のやりとりが活発におこなわれることを期待した。
評価/振り返り
(研究授業として行ったため、事後の協議会から)
・ 児童の思考の読み合いがなされていた。
・ 友達の説明に対する反応が多様であった。
・ 児童がICT機器に慣れており、ツールとして活用できていた。
(児童から)
・ もっと他の考えを発表したかった。
・ もっと友達の考えを説明してみたかった。
・ 電子黒板での発表で、友達の考えがよく分かった。
一つの考えを何人もの人が発表するので、面白かった。