持てる力を全て活かそう卒業制作~オリジナルオルゴールを作ろう~
都道府県 | 千葉県 | ||
---|---|---|---|
学校名 | 松戸市立根木内小学校 | ||
先生氏名 | 野崎隆 | ||
教科 | 図画工作 | ||
学年 | 小学6年 |
活用したICT技術
授業活動の概要
実施時期 : 10月中旬から12月中旬
単元名 : わたしはデザイナー 12さいの力で
対象学年人数: 第6学年4クラス 143名
環境 : 図工室 プロジェクター 80インチスクリーン
ICT活用場面:
・単元導入
ねらい :活動のイメージや完成作品のイメージを捉え活動の見通しを持つため
の支援として活用する。
具体的活動:作品の静止画像や作業工程を映し出し、各自の作品のアイデアスケッ
チ(計画を立てる)支援として説明に活用した。
・活動中
ねらい :道具の使い方、作業の注意点等をわかりやすくする説明資料。また、自分のペースでわからなくなった時は参考としていつでも見られるようにし、活動の補助資料として活用する。
具体的な活動:彫刻刀の種類と使い方の映像を見ながら彫刻刀の持ち方、削られ方、
用途、手順などの使い方や彫刻の仕方、注意点を指導するために活用
した。期待できる効果/ICT活用のねらい
・単元の導入時の効果
児童の作品作りの意欲づけや見通しを持たせる。
・活動中の効果
実際の彫刻刀の種類別の作品効果や使い方、彫刻の仕方、注意点の理解を図り、怪我の無いように効果的に作業を進めることができる。評価/振り返り
・導入時の評価
ICTを使わないで実物だけだとアイデアの具体化に時間がかかった。ICT(市販のデジタル教科書などの静止画像)を使った時は、児童全体に実物を細部まで見せやすいと同時に多くの作品を見ることで自分なりのイメージを持ちやすかったためか、オリジナルのデザインを各自が短時間でアイデアをスケッチすることができた。
ICTを使わないと多くの児童の作品が平面的で線彫り中心の作品が多く見られたが、ICTを使ったら花や山、動物などを彫刻した立体的な作品が多く見られた。
・活動中の評価
ICTを使わないで実際の作業を見せての説明だけだと彫刻等で指を切る児童が各クラスで多く、注意を頻繁にする必要があった。ICTを使って実演と作業映像の両立での彫刻刀の説明といつでも資料映像として見られる状態にしておくことでケガも1クラスで36人中1人いるかどうかというほど減り、作品作りに集中できた。道具の使い方や手順を言葉だけでなくイメージとして持てたので効率よく作業ができ、全体的に作品の完成度が高くなったように感じられた。
・全体を通しての評価
図工専門の教師でなくても、市販のデジタル教科書や教材販売業者の作品サンプル画像などで容易に資料準備をすることができた。授業の流れや資料提示のタイミングをよく考えて授業を組み立てれば、画像や資料映像など、ICTを活用して提示することで、比較的容易に活動や指導内容を深めることができた。