音楽の授業におけるICT機器の活用 電子ピアノ、PCMレコーダー等を活用した授業
都道府県 | 茨城県 | ||
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学校名 | 古河市立古河第五小学校 | ||
先生氏名 | 平井聡一郎 | ||
教科 | 音楽 | ||
学年 | 小学1年 、 小学2年 、 小学3年 、 小学4年 、 小学5年 、 小学6年 、 小学校 |
活用したICT技術
プロジェクター 、 音響機器/映像機器 、 その他
授業活動の概要
楽器の演奏,歌唱に取り組む際,PCMレコーダーで録音し,演奏,歌唱の直後に聞き返す授業を実施している。たとえば器楽の練習では,パート単位でPCMレコーダーで自分の演奏を録音し,ポータブルアンプで再生することで,自分の演奏の課題を意識させる授業を実施してきた。また,全体での練習では,大型のモニタースピーカーで再生し,全員で自分たちの演奏,合唱の課題を聞き取る授業を実施している。
デジタルピアノに内蔵された液晶パネルの楽譜を,プロジェクターで投影し,楽譜を意識して旋律を聴き取る授業を実施している。期待できる効果/ICT活用のねらい
グループ毎の聞き返しを行ったことで,自分自身の演奏の課題が明確にし,課題意識をもって練習に取り組むことを期待した。全体の演奏の聞き返しでは,特にパート毎の課題や,全体のバランスを聞き取り,それらの改善を意識して練習に取り組むことを期待している。
デジタルピアノの活用では,画面に映された楽譜に,現在の演奏場所を示すポイントが表示される機能を用いることで,楽譜と演奏の音を結びつけて聞くことができることを狙っている。旋律,強弱記号など音楽要素を意識できる児童の育成に結びつけたい。評価/振り返り
聞き返した直後,自分の演奏の欠点を口にする児童が多く見られた。その内容も聞き返しを重ねることで,質的に高度な内容になってきたことで,児童の耳が鍛えられてきたことを感じる。
デジタルピアノの楽譜の投影では,今,どこを演奏しているのかを意識する児童が増えてきた。今まで,楽譜を意識していなかった児童たちにとっては,大きな成長である。