「探求のサイクル」における各場面でのデジタル端末の活用事例
都道府県 | 新潟県 | ||
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学校名 | 新潟大学教育学部付属新潟小学校 | ||
先生氏名 | 片山敏郎 | ||
教科 | 総合学習 | ||
学年 | 小学6年 |
授業の目的
探究のサイクルの各場面においてデジタル端末を効果的に使わせること
により、多様な情報を収集、整理・分析、まとめ・表現し、探究を深めることがで
きる。
実施時期
平成25年6月〜7月
活用したICT技術
インターネット/Webサイト 、 SNS 、 パソコン 、 タブレットPC 、 デジタルカメラ 、 タブレットPC用アプリ
授業活動の概要
1. 総合的な学習の時間 「マンガ王国!新潟」
2. 対象学年 第6学年
3. 参加人数 37名
4. ICT の使用局面
○情報の収集場⾯面
①リアルな人(店の人へのインタビュー)
②リアルなもの(マンガの銅像やマンガ情報館のコンテンツ)
③紙の資料
④ウェブサイト
⑤SNS 上の人(ネット学習サポーターのアドバイス)
○情報の整理・分析場面
①マインドマップアプリを用いた分析・整理(使用ソフト:Simple-mind+)
○情報のまとめ・表現場面
①プレゼンテーション(使用ソフト:ロイロノート)
②プロモーションビデオ作成(使用ソフト:ロイロノート)
期待できる効果/ICT活用のねらい
○情報の収集場面
①リアルな人(店の人へのインタビュー)
・役割分担による効果的な取材ができる。(インタビュー、撮影、手書き記録)
②リアルなもの(マンガの銅像やマンガ情報館のコンテンツ)
・自分自身で撮影することで、自分にあった資料を作成できる。
③紙の資料
・紙の資料をデジタル保存し、いつでも活用できる。
④ウェブサイト
・ウェブサイトでの基本的な検索方法を身に付けることができる。
⑤SNS 上の人(ネット学習サポーターのアドバイス)
・SNS 上の大人からアドバイスをもらうことで、意欲を高めるだけでなく、専門的な知識を得ることができる。
○情報の整理・分析場面
①マインドマップアプリを用いた分析・整理(使用ソフト:Simple-mind+)
・特別な難しいスキルも無く、イメージマップを作成することができる。
○情報のまとめ・表現場面
①プレゼンテーションやプロモーションビデオ(PV)作成において、撮影をした
写真や動画をシームレスに活用できる。
②プレゼンが個人でできることで、どの子どもにも基本的なリテラシーの育成を保証
しやすい。
③個人プレゼンをグループで検討し合うことで、グループの成果物の質も高まる。
評価/振り返り
子どもの感想
・私が Facebook のアドバイスから考えたことは、目的や誰に向けての活動かがは
っきりしていないことと、メリット・デメリットが整理できていないということ、
PV を見てもらう為の仕掛けや新潟に行きたいと思うような工夫がないという改善点
があるということです。
このように、SNS を通した、PV へのアドバイスを受け止め、自分の PV を見直そう
とする姿が見られた。
その他の関連情報
・本実践に関わる研究計画・指導案
http://kenkyu.fuzoku-niigata.jp/dir/link23165.html・共同的な探究活動を支える一人一端末活用の実践 〜総合的な学習における事例の考察〜(日本デジタル教科書学会 大阪大会2013.8.18 における発表資料)
http://kenkyu.fuzoku-niigata.jp/topimag/pdf/542.pdf
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/opinion/?id=20130510