写真でつくる「わたし風枕草子」
都道府県 | 新潟県 | ||
---|---|---|---|
学校名 | 上越教育大学付属小学校 | ||
先生氏名 | 水谷徹平 | ||
教科 | 国語 、 総合学習 | ||
学年 | 小学5年 |
授業の目的
・随筆を読み,その特徴を知ることができる。
・心が動いて撮影した写真をもとに,その季節・時間・情景を表す文章を書くことができる。
・心が動いて撮影した写真をもとに,その季節・時間・情景を表す文章を書くことができる。
実施時期
平成26年10月
活用したICT技術
タブレットPC 、 タブレットPC用アプリ
授業活動の概要
国語科の時間で,「枕草子」を味わい,その表現からどのような情景が浮かぶかを想像した。その後,タブレットで「秋と言えば…」,「脇野町小学校といえば…」といったお題にあった写真を撮りに行き,ことばを合わせて自分だけの「枕草子風作品」をつくる活動を行った。写真で具象物を撮った場合はイメージを広げてさらに細かく文で示したり,ことばでは抽象的に表したりする姿,写真が抽象的なものであるときは,ことばとの組み合わせで自分の思いを現す姿が見られ,ことばだけよりもイメージを広げる姿があった。
また,友だちの作品を相互評価し,共有した後,学級のある子どもが作成した作品によく似た作品を教師が用意し,作品がどこまで似ていてもいいのかについて考えた。子どもたちは,「つくった○○さんに,許可を取らなきゃだめだよ」「ちょっと違うって言っても,内容は同じなんだから」など,内容が同じであるのであれば,細部を少し変えただけでは問題があることを口々に(憤りながら)言っていた。さらに,著作権だけでなく,他の著作者の作品を自分の文章や作品に利用できる引用の仕方や,身の回りの製品のコピーライトマーク探し,入場料を取って合唱をするときや,漫画の中で歌の歌詞などが使われるときなどに関わって,JASRACの許諾などについても触れた。コピーライトマークは,キャラクターものの計算ドリルや下敷き,筆箱やハンカチを始め,子どもたちの身の回りの様々な品物についており,「先生,わたしのノートにもついている」「ファイルにもついているよ」などとたくさん見付けていた。
また,友だちの作品を相互評価し,共有した後,学級のある子どもが作成した作品によく似た作品を教師が用意し,作品がどこまで似ていてもいいのかについて考えた。子どもたちは,「つくった○○さんに,許可を取らなきゃだめだよ」「ちょっと違うって言っても,内容は同じなんだから」など,内容が同じであるのであれば,細部を少し変えただけでは問題があることを口々に(憤りながら)言っていた。さらに,著作権だけでなく,他の著作者の作品を自分の文章や作品に利用できる引用の仕方や,身の回りの製品のコピーライトマーク探し,入場料を取って合唱をするときや,漫画の中で歌の歌詞などが使われるときなどに関わって,JASRACの許諾などについても触れた。コピーライトマークは,キャラクターものの計算ドリルや下敷き,筆箱やハンカチを始め,子どもたちの身の回りの様々な品物についており,「先生,わたしのノートにもついている」「ファイルにもついているよ」などとたくさん見付けていた。
<ICTの使用局面>
子ども一人一台の環境でアンドロイドタブレットREGZAを利用した。タブレットで写真を撮りに行き,フォトアプリ「Skitch」で写真の上に文字を重ねた。その後,印刷して掲示したり,相互評価をしたりした。
期待できる効果/ICT活用のねらい
・写真を撮った後にことばを重ねたことで,文を作るのが苦手な子どもでも「どうしてその写真を撮ったのか」を考えて書くことが比較的容易であった。
・写真にことばを重ねる際に,文字の色やフォント,レイアウトを即時に変えながら試行することができ,何度もやり直しながらよりイメージに合う作品にしようとする姿につながった。
・写真の撮影方法や構図・背景処理への意識,画像加工や文字の書き込み,保存などの経験を高めた。
・写真にことばを重ねる際に,文字の色やフォント,レイアウトを即時に変えながら試行することができ,何度もやり直しながらよりイメージに合う作品にしようとする姿につながった。
・写真の撮影方法や構図・背景処理への意識,画像加工や文字の書き込み,保存などの経験を高めた。
評価/振り返り
自分だけが見つけた秋の写真を言葉と合わせることにより,観念的な秋について抽象的にとらえる作品よりも,具体を写し,そこから想像を膨らませる作品をつくる子どもが多く見られた。
自分たちが作り手として苦労した分,時間やお金をかけてつくった作品を違法な使い方で見る人が増えれば,利益が減ってお金を掛けて作品をつくることができなくなったり,作り手側にやる気がなくなったりしてしまうことにも実感を深める姿が見られた。
自分たちが作り手として苦労した分,時間やお金をかけてつくった作品を違法な使い方で見る人が増えれば,利益が減ってお金を掛けて作品をつくることができなくなったり,作り手側にやる気がなくなったりしてしまうことにも実感を深める姿が見られた。