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指導先生 学校の授業にてICTを活用し、21世紀型スキルを育むような 先駆的授業をされている先生方の事例をご紹介します。

ICT機器を使った音読発表会

都道府県 京都府
学校名 京都市立桃陽総合支援学校
先生氏名 大杉仁彦
教科 国語
学年 小学2年 、 小学3年

活用したICT技術

デジタル教材 、 パソコン 、 タブレットPC 、 プロジェクター 、 テレビ会議 、 タブレットPC用アプリ

授業活動の概要

<教科名>

国語 2年「ふきのとう」 3年「きつつきの商売」

<単元>

「ふきのとう」   (2年)

「きつつきの商売」 (3年)

<単元の目標>

(2年)語のまとまりや言葉の響きなどに気をつけて音読することができるようにする。

  ・場面の様子について,登場人物の様子や会話を中心に想像を広げながら読むことが出来るようにする。

(3年)・場面の様子が分かるように音読を工夫し,発表する事ができるようにする。

<実施時期>

5月2日(木)2時間目 (9時30分~10時15分)

<参加人数>

本校2名,京大分教室2名,府立分教室4名  計8名(内,病室から参加2名)

<ICTの使用局面>

本校教室と分教室・病室をテレビ会議システムでつなぐことにより,離れていても参加できる授業を構成した。

期待できる効果/ICT活用のねらい

<ねらい>本校・分教室の児童は,違う病院に入院しており,それぞれが顔を合わせたことはないので,「同じ学校の生徒」という意識は少ない。そのため,「1つの学校である」という意識を育てるということを目的とした。また,協働学習システムを活用し意見を交換することで,学習意欲の向上を目指す。

<効果>

・テレビ会議システムを使って,同じ時間に同じ単元を一緒に読み進める活動を通して,一体感や達成感を感じることができる。

・違う病院に入院していて,顔を合わせたことはないため,テレビ会議システムを使うことで「同じ学校の生徒」という意識を育むことが出来る。

・協働学習システムを活用して意見交流することで,学習に対する意欲の向上につながる。

評価/振り返り

・毎日練習してきた音読を,違う場所にいながらみんなで読み進めた事がとてもうれしかったようだった。

・登校は出来なかったが,ベットサイドにいる状況の中でも参加する事ができ,自分の担当するところを音読出来たことがよかった。

・治療中でとても体調のすぐれない児童もいたが,車椅子で登校し,しっかりやり遂げることが出来た。自分の役割を達成したいという思いと,本校や他の分教室の同じ年の児童と同じ学習をする事をとても楽しみにしていたことが伺えた。

・「音読発表会をする」という目標に向かって毎日練習する姿をみて,学習意欲の向上につながっていたのではないかと思う。

その他の関連情報

文部科学省「学びのイノベーション事業」,総務省「フューチャースクール推進事業」

http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/toyo-y/future_school/index.html

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