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指導先生 学校の授業にてICTを活用し、21世紀型スキルを育むような 先駆的授業をされている先生方の事例をご紹介します。

ICTを使って大討論会! 〜 情報活用能力を育てる楽しい国語科の授業 〜

都道府県 広島県
学校名 竹原市立中通小学校
先生氏名 有松浩司
教科 国語
学年 小学6年

活用したICT技術

インターネット/Webサイト 、 パソコン 、 電子黒板 、 音響機器/映像機器 、 タブレットPC用アプリ

授業活動の概要

1 学年・教科 第6学年 国語科

2 単 元 名 討論会をしよう

3 授業の概要

① 教師のモデル討論会の映像を視聴し,学習への意欲をもつ。

② 討論のテーマを選択し,どんな情報をどうやって集めるか活動計画を立てる。

 テーマ(1)小学生に携帯電話は必要ない。賛成?反対?

 テーマ(2)小学生はゲームをすべきではない。賛成?反対?

 テーマ(3)小学校でも自転車通学を認めるべきである。賛成?反対? 

③ 自分にとって必要な情報を様々な方法で収集する。

(本,インターネット,アンケート調査など)

④ 集めた情報を整理し,自分の考えを説明する文章(立論)を考える。

⑤ 自分の考えを説明するための発表資料を作成する。

 (グラフ作成ソフト,プレゼンテーション作成ソフトの活用)

⑥ ICT(電子黒板やパソコン)を活用して討論会を行う。

⑦ 自分たちの討論会の様子の映像を視聴し,改善点を見い出す。

期待できる効果/ICT活用のねらい

国語科では,高学年の「話すこと・聞くこと」の領域における言語活動例として,討論の学習が示されている。今回の授業では,学習指導要領国語科編第5学年及び第6学年の「A話すこと・聞くこと」に示されている「的確に話す能力」「相手の意図をつかみながら聞く能力」等の育成のほか,情報活用能力の育成も同時にねらって授業を行った。本実践では,児童が自分たちの討論のテーマに沿って,主体的に必要な情報を収集し,目的や意図に応じて,集めた情報を取捨選択していった。また,情報発信に向けて,集めた情報を整理するとともに,パソコンを活用してプレゼンテーションを作成し,受け手の状況を考えながら情報を発信した。情報の収集,判断,処理,発信・伝達というそれぞれの過程において,児童はより実践的な活動を通して,情報活用能力を高めることができた。

評価/振り返り

授業後の感想に「今まで調べ学習のときは,なんとなくインターネットを開いていたけど,必要な情報を前もって決めておくことが大切だと分かりました」「相手を説得させるために,分かりやすい資料の出し方,興味をひくような工夫した話し方が大切だと分かりました」など,目的に応じた情報の収集や受け手の状況を踏まえた効果的な情報発信等の力の高まりを確認することができた。また,授業後のアンケートでは,すべての児童が「国語の学習が好きになった」「自分でパソコンや電子黒板を使うのが楽しくなった」という回答をした。「また討論会をしたい」「またパソコンを使って何か発表をしたい」という児童も多数いるなど,学習意欲を向上させることもできた。

その他の関連情報

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